早川文庫の刊行予定から

 買わねばな本のメモ。

やみなべの陰謀 (ハヤカワ文庫JA)

やみなべの陰謀 (ハヤカワ文庫JA)

飛鳥昔語り (ハヤカワコミック文庫 (JA843))

飛鳥昔語り (ハヤカワコミック文庫 (JA843))

 どちらも復刊ドットコムに項目が立ってたやつですな。当然の事ながら「やみなべ」は元本を持っているのだが、改稿もあるという話なので買うだろう。(「正しい人の道として」!)
 清原なつのこの本も、随分懐かしい物を出すんだな(出せるようになったんだな、というか)というところ。日本史のエピソードとして好んで小説や漫画等に取り上げられるようになった「有馬皇子の悲劇」という題材を扱った物としては比較的初期の物か。
 長岡良子の古代幻想シリーズには有馬皇子本人は登場しない(扱われすぎていると見て敢えて取り上げなかったのかな?)が、里中満智子天上の虹」などは、この作品を承知の上で描いたのではないかと邪推することだ。この作品の存在を知っていたなら、意識するなという方が無理だろう。