コンクリート薄める?藤沢の「最弱」物件(TBS News-i より)


 「基礎になる生コンクリート、途中のコンクリートの部分で、かなりの手抜きを見つけた。生コンクリートの水の量が基準値より相当多い」(下条議員)
 コンクリートはセメント、砂、砂利、そして水を混ぜ合わせて作ります。下条議員はマンション基礎部分のコンクリートに水が多く使われ、コンクリートが薄められた疑いがあるといいます。
 建物に使われるコンクリートにはJIS規格に基づいて、やわらかさの許容範囲が規定されています。深さ30センチの容器に混ぜ合わせたコンクリートを詰め、容器を引き抜いた時の高さの変化でやわらかさを計測します。
 建設会社にはコンクリートが規格通りか、写真に撮っておく必要があります。下条議員によると、「グランドステージ藤沢」の場合、規格として高さが20.5センチほど下がるのは許容範囲だったといいますが、コンクリートが規格から外れていたことを示す写真があるといいます。
 そうか、規格通りのコンクリートより水の量が相当多いのか。
 それなら「ありがとう」と書いた紙を貼ってあげればなんとかなるんじゃないかな。だって人間だって体の70%は水でできてるんだから。
水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ

水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ

 恨み言や泣き言よりも「ありがとう」を口にして、感謝の気持ちで生きた方が幸せになれるだろうとは思うけどさ。ほんとに問題があること、心配して調べて直した方がいいことを放り出して「ありがとう」にすがって生きるのは拙いだろうと。
 ツッコミどころ満載、とか、科学的ではない、とかいう指摘をする側が抱いているのは、そういう不安なんだけどね。
 人間の感覚や情に頼って何事もうまく行くなら科学は要らなかったんでしょうね。でも人間は間違うものだから、科学の物差しに戻って確認しながらでないと、生活も立ちゆかず足下から崩れるのよ。
 産業革命以降、いやルネサンス以降、かな、人間が過去の科学知識を積み重ねるようになって知ったのは、そういうことなんだけどね。

 はっ。
 まさか、一連の耐震強度偽造ビル群にも、構造の耐震性チェックとか補強工事とか建物はどうしようもないから立ち退きのための援助とかをさしおいて、「祈りの力」でなんとかします、なんてえイベントが開かれたりするんじゃなかろうか?
 そんなことで、住人やホテル関係者等が「ありがとう」と感謝の気持ちで幸せを感じるとでも?