ハリケーン被害を語りな。

　AERAの広告みたいなこと書いてしまった。
救援活動ようやく本格化　米兵４万人、被災地展開へ（上毛新聞：共同通信系）
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　ようやく物資も避難所への移動の足も用意できるようになったようですが、行動力を知られる米軍にして、自国内での配備に丸２日もかかるって。軍内部の何かのミスなのか、それとも軍を出すまでもないと思われていた救援活動が全然間に合わないと気が付くまでに時間がかかったってことか。だいたい大統領が視察には行けるのに物資はなかなか届かないって何。
＃このあたりの州兵や災害時の対応設備も1/3はイラクに行ってるんだそうだ。

　しかしその２日ばかりの間に、ルイジアナあたりは余計ひどいことになったそうで。ライフラインが絶たれて、生活必需品とか医薬品まで略奪し合ったりレイプが横行したりとか。銃が普通の家にあるって怖いわほんと。非道なことして当座助かっても、そんなんじゃ後々助けてもらえなくなるのになあ。とりあえずこんな時に、殺すな、死ぬなと思うことです。だって腐るじゃないの、埋葬も冷蔵も間に合わないのに。
　米国もこう言う場合の草の根の活動がちゃんと根付いている土地のはずだけど、一旦治安が悪化したら「善意のボランティア」もそうそう入って行けないんでしょうなあ。よかれと思って救援物資持って行って、略奪に遭いたくはないだろうし。それでやっぱり軍隊を大量に投入するようになっちゃうのか。
　日本だって地震も台風もあるしなあ、他人事じゃない、と思っていたことだけど、この荒みようについては反面教師にしたいところ。新潟や福岡でも被災者情報を使った詐欺やら火事場泥棒が横行したとは聞くけど、犯罪に走っちゃいけないやね。
　もっとも、貧困層では避難命令は出てたけど移動のための旅費もなかった、と言う話だし（上から勧告だの命令だの出すだけじゃなくて足を用意しろよ；）状況への怒りというのもあったかな？
　既に天災というより人災の被害のが大きいのは明らか。これがブッシュ政権転覆に至ったとしても何も不思議ではないね。怒れ米国民。

＃追記 はてな義援金窓口id:hatenacontrib（9月3日にハリケーン・カトリーナ被災者向け募金について書かれてます）